スマホ用のモバイルバッテリーなら、10000mAh前後でも使いやすいです。
でも、ノートPCまで充電したい場合は、容量だけで選ぶと失敗しやすくなります。
見るべきポイントは、主に次の5つです。
- USB-C PDに対応しているか
- ノートPCに足りる出力があるか
- モバイルバッテリー単体で何W出せるか
- 複数ポート使用時に出力が落ちすぎないか
- 重さを許容できるか
先に結論です。
ノートPCも充電したいなら、まず見るべきは容量より出力です。
10000mAhや20000mAhという数字だけでは、ノートPCに向いているか判断できません。
軽めのノートPCを短時間だけ補助したいなら45W前後、USB-C充電対応ノートPCをしっかり使いたいなら65W〜100W級を目安にすると選びやすいです。
この記事では、ノートPCも充電できるモバイルバッテリーの選び方と、候補にしやすい3モデルを初心者向けに整理します。
ノートPC用モバイルバッテリーは何が違う?
スマホ用との大きな違いは、必要な出力です。
スマホなら20W前後でも十分なことが多いですが、ノートPCでは出力不足になりやすいです。
特に見るべきなのは、商品ページに書かれている次の項目です。
| 見る項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| USB-C単ポート出力 | ノートPC1台に何W出せるか分かる |
| 合計最大出力 | スマホやタブレットも同時充電できるか分かる |
| 複数ポート使用時の出力配分 | 同時充電時にPC側の出力が足りるか分かる |
| 容量 | どれくらい補助できるかの目安になる |
| 重量 | 毎日持ち歩けるか判断できる |
たとえば「最大67W」と書かれていても、コンセントに挿して充電器として使うときの出力と、モバイルバッテリー単体で使うときの出力が違うモデルがあります。
数字だけではなく、自分が実際に使う状態で何W出るかを見ることが大事です。
USB-C PDの意味がまだ分かりにくい人は、先にこちらも確認してください。
PD対応モバイルバッテリーとは?初心者向けにわかりやすく解説
選ぶときの判断軸
1. ノートPCに必要な出力を見る
ノートPC向けでは、容量より先に出力を見ます。
目安は次の通りです。
| 用途 | 出力の目安 |
|---|---|
| スマホ中心、PCは緊急補助 | 45W前後 |
| 軽めのノートPCを外で補助充電 | 45W〜65W |
| USB-C充電対応PCを安心して使いたい | 65W〜100W |
| PCとスマホを同時充電したい | 単ポート出力+合計出力を確認 |
ただし、ノートPC側が何W入力に対応しているかでも変わります。
モバイルバッテリーが100W対応でも、PC側やケーブル側が対応していなければ、その出力では充電されません。
2. 容量は20000mAh以上が見やすい
ノートPCも充電したいなら、10000mAhより20000mAh以上の方が安心しやすいです。
ただし、容量が大きくなるほど重くなります。
- 毎日持ち歩くのか
- 出張や旅行の日だけ使うのか
- スマホも同時に充電したいのか
- ノートPCをどれくらい補助したいのか
ここを考えずに大容量だけで選ぶと、「重くて持ち歩かない」という失敗が起きやすいです。
大容量モデル全体を見たい人は、こちらも参考にしてください。
20000mAhモバイルバッテリーおすすめ|大容量が向いている人と失敗しない選び方
3. 重さを必ず見る
ノートPC対応の高出力モデルは便利ですが、スマホ用の軽量モデルより重くなりやすいです。
毎日持つなら、500g前後の重さはかなり存在感があります。
反対に、出張、旅行、長時間の外作業、停電対策のように「必要な日に持つ」と割り切れるなら、高出力・大容量モデルは頼りになります。
容量選びの基本を整理したい人は、こちらも確認してください。
モバイルバッテリーは何mAhを選べばいい?失敗しない容量の選び方
ノートPC充電向けおすすめ3モデル
| 商品名 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| Anker Power Bank(25000mAh, 165W) | 高出力・大容量・ケーブル内蔵を重視する人 | 約595gで毎日持つには重め |
| CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅡ 67W3C | 充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめたい人 | バッテリー時は最大45W |
| UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリー | Anker以外の高出力モデルも比較したい人 | ケーブルは別で持つ必要がある |
1. Anker Power Bank(25000mAh, 165W)
高出力と大容量を重視するなら、まず候補になるのがAnker Power Bank(25000mAh, 165W)です。
Anker公式では、容量25000mAh、USB-Cポートの出力は最大100W、合計最大出力は165W、重さは約595gとされています。
一体型USB-Cケーブルと巻取り式USB-Cケーブルを搭載しているため、ケーブルを別で持ち歩く手間を減らせるのも強みです。
向いている人
- ノートPC充電をかなり重視したい人
- USB-C充電対応PCを外で使う人
- スマホやタブレットもまとめて充電したい人
- ケーブルを別で持ち歩きたくない人
- 多少重くても安心感を優先したい人
向いていない人
- 毎日できるだけ軽く持ち歩きたい人
- スマホ充電だけできれば十分な人
- 小さいバッグに入れたい人
- 軽さを最優先したい人
このモデルは、スマホ用モバイルバッテリーというより、PC作業日の電源保険に近いです。
外でノートPCを使う時間が長い人にはかなり頼れます。
一方で、普段はスマホだけでよく、ノートPC充電はほとんどしない人にはオーバーになりやすいです。
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2. CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅡ 67W3C
CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅡ 67W3Cは、充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめたい人向けです。
CIO公式では、ACアダプターとモバイルバッテリーが一体化したモデルで、充電器としては最大67W、コンセントから抜いたバッテリー時は最大45Wとされています。サイズは約64×104×31mm、重さは約308gです。
向いている人
- 充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめたい人
- 荷物をできるだけ減らしたい人
- 旅行や出張でコンセント充電も使いたい人
- 軽めのノートPCや短時間の補助充電を想定している人
- スマホ中心だけどPCも少し助けたい人
注意点
「67W」という数字だけ見ると、PC向けにかなり強そうに見えます。
ただし、モバイルバッテリー単体で使うときは最大45Wです。
そのため、高出力が必要なノートPCをしっかり充電したい人より、スマホ・タブレット・軽めのPCをまとめたい人に向いています。
外では短時間の補助、ホテルやカフェでは充電器として使う、という使い方なら相性が良いです。
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3. UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリー
UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーは、Anker以外の高出力モデルも比較したい人向けです。
UGREEN公式では、USB-Cポート×2、USB-Aポート×1を搭載し、USB-C1は最大140W、合計最大出力は145W、容量は25000mAhとされています。製品仕様では、リチウム電池90Wh、製品サイズ16×8.08×2.67cm、重さ約505gと記載されています。
向いている人
- Anker以外の高出力モデルも見たい人
- ノートPC向けに高出力を重視したい人
- 25000mAhクラスの容量がほしい人
- スマホ、タブレット、PCをまとめて充電したい人
- ケーブル内蔵より出力と容量を優先したい人
注意点
Ankerのようなケーブル一体型ではありません。
USB-Cケーブルを別で持つ必要があります。
ケーブル忘れが不安な人は、Ankerの方が使いやすい可能性があります。
一方で、出力重視で選びたい人には比較候補に入れやすいモデルです。
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3モデルの選び方
高出力・ケーブル内蔵まで重視するならAnker
ノートPC充電をしっかり考えるなら、Anker Power Bank(25000mAh, 165W)が一番わかりやすい候補です。
容量、出力、ポート数、ケーブル内蔵のバランスが強く、外でPC作業をする人に向いています。
ただし、約595gと重さはあります。
毎日軽く持つというより、出張、旅行、長時間作業、電源がない場所でのPC作業向けです。
荷物を減らしたいならCIO
CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅡ 67W3Cは、充電器とモバイルバッテリーをまとめたい人向けです。
コンセントに挿して充電器として使い、外ではモバイルバッテリーとして使えます。
ただし、モバイルバッテリー単体では最大45Wなので、重い作業用PCをしっかり充電したい人には向きません。
スマホ中心で、軽めのPCも少し補助したい人に合います。
Anker以外の高出力候補も見たいならUGREEN
UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーは、高出力と大容量を重視したい人向けです。
ケーブル内蔵ではないので、USB-Cケーブルを別で持つ必要があります。
その代わり、PC向けの高出力モデルとして比較候補に入れやすいです。
買っていい人
ノートPCも充電できるモバイルバッテリーを買っていいのは、次のような人です。
- 外出先でノートPCをよく使う
- カフェ、新幹線、空港、出張先で作業する
- コンセントがない場所でも作業を続けたい
- スマホだけでなくPCやタブレットも充電したい
- 多少重くても安心感を優先したい
- ケーブルや充電器も含めて荷物を整理したい
こういう人なら、10000mAhの軽量モデルより、高出力・大容量モデルを選ぶ意味があります。
特に、外でPC作業をする日が多い人にとっては、バッテリー切れの不安をかなり減らせます。
見送った方がいい人
逆に、次のような人は無理に買わなくてもいいです。
- 基本はスマホだけ充電できれば十分
- ノートPCは外でほとんど使わない
- 毎日できるだけ軽く持ち歩きたい
- バッグを重くしたくない
- 安さや軽さを最優先したい
- 使っているノートPCがUSB-C充電に対応していない
この場合は、ノートPC対応の高出力モデルより、10000mAhクラスや薄型モデルの方が満足しやすいです。
大容量・高出力モデルは頼れますが、必要ない人にとっては重い荷物になりやすいです。
よくある失敗
容量だけで選ぶ
25000mAhや20000mAhという数字だけで選ぶと、出力が足りずにノートPCでは使いにくいことがあります。
ノートPC用では、容量と同じくらい出力が重要です。
最大出力だけを見る
最大出力だけで判断するのも危険です。
大事なのは、自分が使うポートで何W出るかです。
複数ポート同時使用時は、1台あたりの出力が下がることもあります。
「合計最大出力が高いから大丈夫」と思わず、PCに接続するUSB-Cポートの単ポート出力を確認してください。
重さを考えない
ノートPC向けモデルは便利ですが、軽くはありません。
毎日持ち歩くなら、重さを見てから選んだ方がいいです。
必要な日だけ持つと割り切れるなら、大容量・高出力モデルはかなり頼れます。
ケーブルを確認しない
モバイルバッテリー側が高出力でも、ケーブルが対応していないと本来の出力を出せないことがあります。
100W級の充電を考えるなら、USB-Cケーブル側の対応出力も確認してください。
ケーブル忘れが心配なら、ケーブル内蔵モデルを選ぶと失敗しにくいです。
まとめ
ノートPCも充電できるモバイルバッテリーを選ぶなら、見るべきポイントは次の3つです。
- 出力
- 容量
- 重さ
スマホ用と同じ感覚で選ぶと、ノートPCでは物足りないことがあります。
迷ったら、次のように選ぶと分かりやすいです。
| 重視すること | 選びやすいモデル |
|---|---|
| 高出力・大容量・ケーブル内蔵 | Anker Power Bank(25000mAh, 165W) |
| 充電器とモバイルバッテリーを1台にしたい | CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅡ 67W3C |
| Anker以外の高出力候補も比較したい | UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリー |
外でノートPCをよく使う人にとって、ノートPC対応のモバイルバッテリーはかなり心強いアイテムです。
ただし、スマホ用より重くなりやすいので、毎日持つのか、出張や旅行の日だけ持つのかを決めてから選ぶと失敗しにくくなります。


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